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吉林大学第十三回国際文化祭が閉幕
time:2018/06/27 15:09:49 Browse:


 

2018年6月9日、「青春吉大、多元文化」と題する吉林大学第十三回国際文化祭がメインキャンパスの五月花広場で開催された。43の国からの1000名あまりの留学生が開催のための準備をし、学内の5000余名の教職員や学生がイベントに参加した。

例年の文化祭との最大の違いは、中国の伝統文化を多く盛り込み、自国文化に対する自信を表していることである。各国からの留学生はもちろん、本学武術部、京劇部、蘭亭書道部、白露漢服部など中国文化関係のクラブも出展し、出し物の披露をした。

文化祭の開幕式は午後1時に正式に始まり、本学の鄭偉涛副学長と長春市人民政府外事弁公室の欧碩副主任が出席・挨拶し、開幕式の司会を吉林大学国際教育学院の李梅花院長が務めた。鄭偉涛副学長はあいさつにおいて、文化祭が本学における中国人学生と外国人留学生との文化交流を強め、吉林大学のキャンパスの国際化を促進するための場を作り、長春市民のために世界各国の異なる文化を知るための機会を提供してくれたことを評価した。欧碩副主任は、吉林大学が数多くの長春市民にこのような世界各国の文化に触れ、知るための機会を提供したことに感謝し、それが吉林大学のキャンパスの国際化と開かれた教育方針の現われだとしている。

今回の国際文化祭は文化披露、出し物、美食の三つのパートに分かれている。留学生たちはきらびやかな衣装を身にまとい、全学の教職員や生徒、及び市民のみなさんに自国の風景、歴史、文化、風習などを披露した。モンゴル、ベトナム、インド、マリ、パレスチナ、ウクライナなど多くの国の青年たちが素晴らしい歌や踊りを披露し、現場では時たま歓声があがった。本学の芸術団も「書簡の踊り」をし、文化祭を盛り上げた。

出し物のほか、留学生たちの手作りの自国料理を試食した見学者たちは興味が尽きなかった。アラビア世界のナツメヤシやサモサ、イェーメンの特色ある甘いパン、ミルクティー、髪菜(念珠藻の一種)、ネパールの食欲をそそる小さなジャガイモ、ソマリアの麺など、いずれもたいへん人気があった。「各国のおいしいものを食べながら、民族衣装を身にまとった留学生たちが五月花広場で思いっきり踊っているのを見て、自分も思わず踊る気になりました。きれいなウクライナの女の子が紐を手に結んでくれた時、言葉の交流はなかったけど、彼女からの心のこもった祝福をもらったような気がしました」と、文学院のある中国人学生が文化祭に参加して思ったことを述べている。

今回の文化祭ではミニパスポートが2000冊用意され、3時間で配布完了となった。もらえなかった教職員や学生はみな残念がっていた。「ミニパスポートは本物のパスポートによく似ており、各国のブースでスタンプを集めていたとき、各国を一時間で回ったような感じがしました」と、43のスタンプを全部集められたある中国人学生が語っている。

留学生代表でフランス人の宝林さんが文化祭に参加するのは今年で三度目で、「吉大の文化祭は年々盛大になり、賑やかになり、影響力が大きくなってきています。自国のフランスではこんなイベントがないけれど、吉大では自分の国の文化を披露し、みなさんに私たちの衣装や食べ物、生活習慣などを見てもらうことができます。それに、たくさんの中国文化を見ることもできました。中国文化を知り、中国人学生と交流するのはありがたいですし、大切です」と語っている。

国際文化祭というプラットホームを通じ、海外の教師や学生との相互理解と文化交流を促進し、世界各国の文化を知ってもらうと同時に、わが国の伝統文化を伝えることもできた。

 


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